本を書くということ【塾の小窓をのぞいたら】

こんにちは。
理由は判然としませんが、ここ最近はいろいろな出版社から連絡がきています。モテ期到来です(勘違いですね。すみません……)。でもまあ、「書いてほしい」と頼りにされるのは嬉しいもの。今年も張り切ってあれやこれや発信していきたいですね。

振り返ればこれまで10冊の本を著してきました。1冊目を刊行したのがもう14年も前になりますから、スローペースといえるでしょう。
宣伝を兼ねて、これらの本を簡単に紹介しますね。

1『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社) 2008年8月31日刊行

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記念すべき(?)1冊目。わが子の中学受験に携わる保護者に向けたもの。いま読むと保護者への配慮に欠けた物言いが散見されます。我ながら当時は若かったなあと思います。

2『iPadで教育が変わる』(マイコミ新書/毎日コミュニケーションズ) 2010年9月25日刊行

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これは出版社から先にタイトルを示されて書いたもの。読んでくださるとお分かりになると思いますが、この本はタイトルそのものがある種の「トラップ」になっています。刊行から十年以上が経ちましたが、本書で予想したデジタル教育の行方はまあまあ当たっているのではないでしょうか。

3『13歳からのことば事典』(メイツ出版) 2014年7月5日刊行

約1週間のGW休業期間に半ベソをかきながら執筆した作品。心情表現を集めた本がないか探したところ、当時は見つからず。ならば自分で作っちゃえというのが執筆動機。幾つかの塾の副教材として採択してくださるなど嬉しいことがたくさんありました。「13歳からの~」のタイトルは出版社の意向。そもそも中学受験生向けに書いたものです。

4『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書/文藝春秋) 2015年10月20日刊行

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文藝春秋
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桜蔭・女子学院・雙葉各校の校長先生、教員の方々や数十人の卒業生に取材をおこなって書き上げたルポルタージュです。結果として「女子教育」についてわたし自身考えさせられる内容となりました。取材の楽しさを知った作品でもあります。

5『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書/講談社) 2016年4月20日刊行

タイトルは過激ですが、実は国語教育についての本です。嬉しかったのは、文教大学・藍野大学・広島県立高校、樟南高校、静岡城南高校といった学校の入試問題の素材になったことです。国語講師として光栄なことです。

6『旧名門校vs.新名門校』(SB新書/SBクリエイティブ) 2018年12月6日刊行

この30年で変化した「学校地図」を俯瞰できるよう執筆したもの。編集者が地方出身の子を持つお母さんで、「わたしのような立場の人間が、いまの私立中高についてさらっと知れるガイドブックにしてほしい」という依頼があり書きました。

7『13歳からの「気もちを伝える言葉」事典』(メイツ出版) 2019年3月5日刊行

2014年7月に刊行した『13歳からのことば事典』の改訂新装版です。「エモい」などの最近生まれた心情表現を新たに盛り込んでいます。また、例文作成にも力を入れました。

8『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』(文春新書/文藝春秋) 2019年11月20日刊行

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「女子御三家の次は男子御三家を調べよう」ということで、学校関係者や卒業生たちに取材を重ねて執筆しました。女性と比較すると、男性のほうが全体的に「母校愛」が強く抱くのではないかと思いました。

9『早慶MARCHに入れる中学・高校』(朝日新書/朝日新聞出版) 2019年12月13日刊行

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朝日新聞出版
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自身初の共著です。予備校講師・武川晋也氏と分担して執筆しました。裏テーマは「中学受験 VS.高校受験」です。どちらが良い悪いという話ではありません。中高入試の実情を描いています。

10『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書/講談社) 2021年2月19日刊行

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中学受験生保護者を対象に執筆するのは1冊目以来。令和の中学受験模様について、また、親の塾やわが子への接し方などかなり踏み込んで書きました。

絶対的なことなど何もない

本を書いたり、メディアで記事を配信したりというのはなかなか難しい側面があります。
そのひとつに「絶対的なことなど何もない」というのが挙げられます。

受験や教育について何か語るときには「その内容に合致しない子、ご家庭」は必ず存在します。かといって万人に適用できるような何かを語ろうとしたら、具体性に欠けた曖昧とした矛盾だらけのものを書いてしまう……。

だから、わたしは執筆する際にはどこかで「線引き」をして、そのフォーカスを無意識裡に狭めることで持論を展開しています(というより、そうせざるを得ません)。わたしの書いたものが誰かひとりでも(良い意味で)「刺さればよい」と願いながら。この点は同じように執筆している人間は同意してくれるのではないかと思っています。

それではまたお会いしましょう。

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