【2022年度】普連土学園中学校の入試問題分析

算数

大問1 計算問題
大問2 小問集合(割合、時計算、回転移動)
大問3 規則性、植木算
大問4 速さ(旅人算)
大問5 立体図形(立方体の積み上げ)
大問6 数の性質(分数の約分)

ほぼ全問で途中式を残す解答用紙の形式と最後の大問での「会話形式による誘導」といった例年の出題パターンには変更はありませんでした。一方、大問2で自分の答えの理由を短文で書かせる問題が出るなど、より「答えを出すまでの道のりや考え方」が問われる入試となっています。基本的な解法を網羅しつつ、その解法の原理を理解しておくことが大切です。規則性や数の性質についての問題は頻出なので、特におさえておきましょう。

国語

大問1 論説文(夏川草介『本はともだち』)
大問2 物語文(廣嶋玲子『十年屋 時の魔法はいかがでしょう』)
大問3 漢字の読み・書きとり
大問4 漢字の書きとりと意味の区別
大問5 慣用句

大問1と2の読解問題は昨年度に引き続き記述問題が多くなっています。記述問題に関しては字数指定がない形式になっています。選択肢の問題は今年度も5択のものばかりです。文章の長さや記述問題の多さを考慮すると時間配分に気をつけたいところです。大問3以下の知識問題はいずれも傍線部の前後の文にしっかりと気をつけて解く必要があります。全体を通して、読解についてのスピードと記述問題で内容をまとめる力が必要になってくると思います。

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理科

大問1 音
大問2 水溶液の分類
大問3 魚の生態
大問4 地形の成り立ちと流水のはたらき

例年通り、大問4題構成で各分野から出題されています。選択肢より複数の解答を選ぶ問題、記述問題、図に書き込ませる問題、グラフを書かせる問題、図表や文章から読み取る問題など、さまざまな出題形式がありますが、基本事項をしっかりおさえておけば、合格ラインには十分到達できます。出題の形式に慣れるため、過去問は少なくとも3年分は解いておくと良いでしょう。

社会

大問1 総合問題
大問2 総合問題
大問3 総合問題

大問は3題、小問は34問(記述問題が3問)と昨年度(大問4題47問)と比較し問題数が減少しました。大問1では東京オリンピックに関する話題、大問2は木材の生産地の話題、大問3はSDGsに関する話題から分野を横断した形で幅広い知識が問われました。本校の社会では、難問を解く力よりも『四科のまとめ』やメインテキストの知識のチェック・基本問題などを繰り返して標準的な知識を身に付け、特定の分野に苦手をつくらない学習が求められます。

 

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