読書を身近に!様々なお話に出会える「よみとく10分」シリーズ

読みやすさ重視の短いお話

今回は学研から出版されている「よみとく10分」シリーズの本たちを紹介します。小学生だからこそ読んでおきたい様々なお話に出会えることをコンセプトにして40冊以上が刊行されています。

ジャンルも幅広く、名作や物語のようなフィクションはもちろん、伝記や笑い話、「なぜ?どうして?」に答える科学のお話もあります。

本を読むこと自体のハードルが高いと感じるご家庭にぴったりのシリーズ

「よみとく10分」という名前の通り、短い時間であっても読み切れるだけのボリューム、読みやすさにこだわった短めのお話ばかり。自分から本を手に取ろうとしなかったり、長い話を読むことに慣れていなかったり、とにかく本を読むこと自体のハードルが高いというお悩みをお持ちのご家庭にぴったりです。

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たとえば、長いお話は面白さを感じる部分までいくのにも時間がかかります。そこまでたどり着かずに挫折してしまったことがある子には、こちらのシリーズで何かお話を読み切るという体験をしてほしいと思います。

短い時間を使った読書にも最適

また、本好きの子で、本の世界に入り込んで読むような子は、読んでいるお話の途中で中断されるのを嫌がることがあります。小学校での朝の読書時間など、短い時間を使った読書にも良さそうです。

各シリーズで学年ごとに1冊ずつ用意されており、振り仮名や字の大きさがそれぞれ最適なものになっているところも安心です。面白いなと思ったら、学年の垣根を越えてどんどん読んでみてくださいね。

おすすめ①「10分で読める伝記」

このシリーズの中でも、小学生の子どもたちだからこそ触れて欲しいのが、「10分で読める伝記」のシリーズです。

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歴史上の人物や、偉人の生涯を書いた伝記はまさに生き方を学ぶ教科書ですが、多少強制的にでも大人が与えなければ自ら手に取ることが少ないものです。

さまざまな偉人のエピソードを先入観なく読んでほしい

伝記を通して、長い歴史の中で科学、芸術、文学などの様々な分野での重要なターニングポイントとなる出来事を知ることができます。

また、伝記と言っても様々で、政治や戦争が絡んで国を動かすような場面で活躍した人、新しい発明や芸術や文化の発展に尽くした人など、子ども達が心動かされるところはそれぞれ違うはずです。まずは様々な偉人のエピソードを先入観なく読んでみてほしいです。

子どもが初めて出会う伝記本に

子どもたちの心の成長に何が影響するかは分かりません。

伝記を通して先人からのたくさんの刺激を受け、「自分が大人になったら……」と夢を広げ、心動かす体験をしてほしいです。1冊の中に10人以上の人物のお話が紹介されていますから、子どもが初めて出会う伝記本としておすすめします。

おすすめ②「10分で読める身近なぎもん」

8つの幅広いシリーズ展開の中で、もう一つのおすすめは「10分で読めるみぢかなぎもん」です。身の回りにあふれる不思議をたくさん詰め込んだ、雑学博士になれそうなシリーズです。

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素朴な疑問から難しい疑問まで並ぶ「身近な疑問」

1年生であれば「ドーナツは、なぜ穴があいているの? 」「がまんしたおならは、どこへいくの? 」というような可愛らしい素朴な疑問が並びますし、6年生になると、「AIって、どうやってかしこくなっていくの? 」「サッカーには、どうして「オフサイド」のルールがあるの? 」と、大人が上手く説明するのが難しいような疑問も扱われています。

読解力アップのための音読の素材としても最適

またこちらのシリーズは、読解力アップのための音読の素材としても最適です。1冊に42話入っており、一つひとつが短めで、平易な文章で書かれているところがポイントです。親子で交代で読めば、楽しい会話のきっかけにもなりますね。

新しい学年がはじまって1か月。新学期、新入生、新しいクラス……まわりを見渡すと「新」という言葉が溢れています。春は新しいことを始めるのに良い季節です。子どもたちが、これまでに手に取ったことのないジャンルの本に手を伸ばし、たくさんの新しい世界に出会ってくれることを願います。

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