香蘭女学校中等科の2024年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2024年度 香蘭女学校中等科の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]

出題構成
大問1 小問集合 大問3 平均の問題、和差算
大問2 おうぎ形の回転移動 大問4 小立体の思考問題

例年通り、大問1①~⑭は計算や基本的な小問を中心に出題されています。ただ、典型的な問題にひねりがくわえられた問題が多く、要領よく処理しないと時間がかかってしまう問題も含まれていますので、時間配分を意識する必要があります。特に⑬、⑭は難易度が高いです。大問2、3、4は昨年度に比べると取り組みやすい問題が多かったようです。参考書などの基本問題を速く正確に処理できるようして大問2以降の問題に着手できると良いと思います。

2024年度 香蘭女学校中等科の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 物語文(眞島めいり『文通小説』)
大問2 論説文(養老孟司『ものがわかるということ』)

物語文と論説文1つずつで、読解問題の中に漢字の書き取りが含まれています。大問1の物語文は、文章にちりばめられた主人公の心境をもとに心情把握をしていく必要があり、中学~高校生くらいの一歩大人な目線が求められます。大問2は脳や言語に関する文章で、普段から抽象度の高い文章を理解する訓練をしておく必要があります。文章を読み取るだけではなく頭の中で反芻し、深く内容を理解する姿勢が大事です。

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2024年度 香蘭女学校中等科の出題構成と問題分析【理科】30分[50点]

出題構成
大問1 小問集合 大問3 ふりこの動き
大問2 ヒトのからだ(母体と胎児) 大問4 水溶液と中和、気体の発生

昨年度から大問が1題減りました。それに伴い大問1の小問数が大幅に増加して、様々な分野から出題されているので幅広く基本的な知識を身につける必要があります。また、大問3(ふりこ)や大問4(中和)に見られるような表やグラフをもとにする計算問題も例年出題されているので対策が必要です。さらに、身の回りのものや現象に関する問題も出題されますので、日常生活と理科を結び付ける習慣をつけていきましょう。

2024年度 香蘭女学校中等科の出題構成と問題分析【社会】30分[50点]

出題構成
大問1 紙に関する歴史・話題及び地形図
大問2 地名の由来

大問数は昨年度と同じく2題ですが、大問1では短めの4つの文章をもとに作問され、地形図・短文論述が追加、大問2では小問数が増えるという変更があります。各大問とも、地理・歴史・公民の各分野が出題されており、公民に関する内容は選挙や地方自治に関するもの中心でした。時事的な問題は主に大問2に集中しており、インボイス制度の問題やデジタル地域通貨に関する論述問題などが出題されました。各分野ともグラフや図表の読み取りへの対策が必須です。

▼他年度の香蘭女学校中等科入試分析はこちら

 

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