早稲田中学校の2023年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2023年度 早稲田中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[60点]

出題構成
大問1 小問集合(計算・文章題) 大問4 数の性質(タイル切り)
大問2 小問集合(図形) 大問5 平面図形(移動・作図)
大問3 速さ(通過算・流水算

 

受験者平均点25.0点(41.7%)、合格者平均点32.2点(53.7%)と、昨年度に比べると若干難化しました。出題傾向に変化はありませんでしたが、解きやすいか解きにくいかで、大問3以降が分かれました。大問3の速さは文章の長さから状況整理を手早くできたかで、大問4は知識として知っていたかで、大問5は題意の把握と作図処理で、それぞれ差がついたと思われます。普段からの条件を整理する、丁寧に作図する行動が大切です。

 

2023年度 早稲田中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[60点]

 

出題構成
大問1 物語文(鷺沢萌『ウエルカム・ホーム!』)
大問2 論説文(日高敏隆『人間とはどういう動物か』)
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例年通りの出題構成です。大問1の物語文は、主人公には「父親が二人いる」という設定です。LGBTQに食い込む話題で、なじみのない受験生には場面設定から読み取りに苦労した可能性があります。大問2の論説文は、エコトーンとしての人里を作るべきだという筆者の論理が述べられています。「人里」というテーマは触れたことがある受験生も多かったと思われます。選択・抜き出し中心の問題構成の本校は、一問の失点が合否を分けます。問題の特性を把握するためにも過去問題の演習量が物を言います。

 

2023年度 早稲田中学校の出題構成と問題分析【理科】30分[40点]

出題構成
大問1 地震 大問3 メダカ
大問2 電気回路と電気の利用 大問4 水溶液の性質

 

例年通り、各分野から1題ずつ出題されています。昨年は、コロナをテーマにした時事問題が出題されましたが、今年は合格者平均点(33.3点)からもわかる通り、全体的に平易な問題構成でした。大問1、2で計算、大問3で思考力を要する問題、大問4で記述問題が出題されましたが、これらの問題での得点力が合否の分かれ目になったのではないかと思います。合格に向けて、各分野、各単元の知識を偏りなく学習し、苦手分野を作らないことが肝要です。

 

2023年度 早稲田中学校の出題構成と問題分析【社会】30分[40点]

出題構成
大問1 北海道地方
大問2 教育の歴史
大問3 沖縄「本土復帰」50周年

 

合格者平均点は26.1点(得点率65.3%)で例年並みですが、やや難度の高い知識も含まれています(関東管領・日米地位協定・豊臣秀吉のバテレン追放令の理由について等々)。また、本校は論述問題が少なく、今年度も2問、しかも短文論述でした。世界地理の出題は今年度もありませんでした。本校の対策としては、難度の高い知識を闇雲に追うよりは知識を理解することが重要です。単なる暗記ではなく、周辺知識を含めて出来事、事柄を理解することに努めましょう。

 

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