塾の小窓をのぞいたら――矢野の雑記[2024年01月13日ー01月21日]

2024年1月13日(土)

今日は9:00より三田校のミニ説明会、10:00に終了してすぐに自由が丘校へ移動、11:00より同説明会をおこなう。これからスタジオキャンパスへの入塾を検討される保護者を対象にしている。毎度似たような話をしているので、パワポを用意しても……と思うのだが、少しでも「熱」を伝えるためには、小道具に頼らずトークにこだわり続けるのもよいのかなあ、などと思っている。

午後からは自由が丘校にて1年生→2年生→5年生の授業。

さて、いまは1月入試に合格した子、そうでない子が混在して6年生の授業、自習がおこなわれている。この時期に大切なのは、「3つの『ない』」である。

①自分の受験校・成績を絶対に「言わない」
②他人の受験校・成績を絶対に「聞かない」
③どんなに仲良しでも絶対に「群れない」

ちょっとした一言で、塾や学校の友人との関係が崩れるなんてことがある。そんな後ろめたさを引きずって2月1日を迎えたくないもの。

集団塾はクラスメイトたちと切磋琢磨でき、また、互いに刺激し合える環境がある。しかし、中学受験は結局「個人戦」である。「みんなで一緒に合格」とはいかない。それはそうだろう。合格者がいれば不合格者がいる。わたしのような小規模の塾のクラス昇降だって同じ。クラスアップする子がいれば、必ずクラスダウンする子がいる。相対評価の偏差値は数値が上がれば、誰かが下がるようになっている。良い悪いではなく、中学受験というのはそういう性質を持つ。

そして、①~③は保護者だって遵守すべきである。2月1日の直前に要らぬトラブルなど抱えたくない。

この「3つの『ない』」は、拙著『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)でも、2月1日に発売される『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験』(祥伝社新書)でも取り上げている。声を大にして注意喚起したい。言い換えれば、わたしはかつて数々の「緊急事態」に遭遇し、その対処に追われたということである。

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2024年1月14日(日)

今日は朝からKids-CAMPUS(自由が丘校限定の1年生・2年生コース)の説明会。皆さん、熱心に話を聞いてくださった。1年生、2年生で目指すものは「学ぶって楽しい、面白いと体感してもらうこと」。これに尽きる、という話と、その理由について具体的事例を挙げながら説明をする。

あと、今日は午前中から午後にかけて内装業者の工事が自由が丘校に入った。4Fにある「博耕房」の教室と、わたしの書斎スペースの押し入れに「棚」を造作してもらった。これで溢れている過去問やら昔の書類(一応保管義務のあるもの)やらを収納できる。そして、1F事務室スペースの配線回りの整備。三田校とはちがって自由が丘校はオフィスフロアではなく、配線が雑然としていたためである。ここがかなりすっきりした。さすがプロである。

自由が丘校の本館を使い始めてもうすぐ丸6年が経つ(創業2年目より入居)。ここは新築、完全スケルトン状態からのスタートだった。こんなことなら、最初からオフィスフロア仕様にしておけばよかったと後悔。でもまあ、当時はそんな知識が自分にはなかったし、ただでさえとんでもない内装費用がかかったから仕方がないか……と自分をなぐさめる。

2024年1月15日(月)

今日は午前に細々とした仕事を片付ける。

昼からは朝日新聞社の取材。2月3日の朝という中学受験生保護者によってはピリピリしているかもしれないタイミングに掲載される記事。この入試期、中学受験生親子はセンシティブになっているため、妙な煽りタイトルの記事を公開するなんてことがないよう気をつけている。今回の取材を即諾したのは、この日だからこそ「響く」内容だと考えたから。この記事でひとりでも救われる中学受験生がいれば幸いである。そういうつもりでインタビューに応じた。

今日は夕方からの授業を1コマこなしたあと、早めに退社。

2024年1月16日(火)

午前中に、新しい眼鏡を作ったり、クリニックで受診したり、小物を買ったり、細々とした用を済ませる。火曜日は本来週休の曜日で大学院に通学していたが、先週で大学院のゼミは終了。

そうとはいえ、午後からは自由が丘校に出社して、溜まっている雑務を黙々と片づけて、早めに退社。

2024年1月17日(水)

午前中は自由が丘校で雑務。午後から三田で授業を1コマ。夕方には自由が丘校へ戻り、これまた細々とした仕事に取り組む。メールチェックをすると、祥伝社、講談社、KADOKAWA、プレジデント社から連絡。昨年9月に刊行した『わが子に「ヤバいと言わせない」親の語彙力』(KADOKAWA)と、2月1日刊行の『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験』(祥伝社新書)の販促をからめた記事についてのやり取り。新しい本を出すと、本当にさまざまなメディア媒体が協力してくださる。感謝。

明日は午前中から経営会議。その資料の作成と、ZOOMのURLのメール送信を終えて退社。

2024年1月18日(木)

今日は朝からZOOMを使って経営会議。弊社の役員とスポンサーの皆様に現況報告。
午後からは三田校にて授業を2コマ。夜は自由が丘校に寄ってからそそくそと退社。

2024年1月19日(金)

朝から証券会社の人たちと相談事。昼過ぎには信用金庫の担当者と積立金継続のやり取り。「法人格」の名の通り、会社を「人」と考えると、キャッシュフローは「血流」のようなもの。経営者としてうれこれ考えないといけない。弊社は随分前に新学年の切り替わりに合わせて、決算期を3末から1末に変更した。おかげさまで、今期も前年比で売り上げがアップしている(コロナ禍で授業を中断、オンライン授業で月謝を大幅に割り引いた2020年度を除くと、7年連続で売り上げが伸長している)。ただ、どんなに状況が良かったとしても、心配事が尽きないのは経営者の宿命である。

今日は授業がないため、新年度に向けた準備の諸々に取り組む。

夜は原稿書き。中高一貫校で寮生活を送る中高生に取材したものと、灘の言語知識問題を題材にしたものの計2本。この1月中に書こうと考えているメディア記事は10本ほど。時間の合間を上手く使って執筆していくしかない。

さて、明日1月20日からは千葉の私立中高一貫校の入試が幕を開ける。20日、21日と雨か雪が降る可能性が高いらしい。中学受験生たちが風邪など引かぬように(祈)。

そういえば、今日は朝日新聞EduAのわたしの連載記事(「入試に出た朝日新聞」)がwebで公開された。今回は東京都市大学等々力の入試問題で、天声人語を題材にしたもの。
https://www.asahi.com/edua/article/15109589

2024年1月20日(土)

本日より千葉県の私立中高一貫校の入試がスタート。

わたしは午前中に三田校→自由が丘校と移動し、それぞれ「ミニ説明会」をおこなった。1月はこの説明会を毎週実施している。今日のご参加は三田校3家庭、自由が丘校2家庭といつも以上に「ミニサイズ」の説明会。ただ、その分、じっくりとこちらの熱意を伝えられる。計5家庭すべてが体験授業を申し込んでくれた。嬉しい。

午後は3時間ほど空きがあったので、まだどの媒体に出すか決まっていないオンラインメディア用の記事を2本執筆。そして、15:50~1年生、16:35~2年生、17:40~5年生の授業をおこなう。どの学年も来週はテスト週のため、今年度最後の授業(個別指導の授業は来週も続くけれど)。

授業から帰ってきてメールチェックしたら、プレジデントOnline編集部より加筆修正の依頼がきていた。ちょっと手間取りつつなんとか仕上げる。ふぅ。

2024年1月21日(日)

今朝は自由が丘校で事務スタッフの採用2次試験と面接。3月から勤務してくれるようだ。午後からは三田校へ移動して、日曜講座の授業を2コマ。1月入試の最中なのに、子どもたちのテンションはかなり高い。いや、前言撤回。1月入試の最中「だから」テンションが高いのだろうな。子どもたちは1校1校の入試本番を終えるたびに、表情が引き締まってくるような気がする。合格でも、不合格でも、そこは関係なく。

夕方には授業と採点が終わり、早めに帰宅。泥のように眠る。

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