田園調布学園中等部の2024年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2024年度 田園調布学園中等部の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]

出題構成
大問1 計算問題・一行問題 大問4 周期算
大問2 相似を使用した平面図形 大問5 資料の読み取り
大問3 面積変化とグラフ

今年度の受験者平均点は62.7点でした。大問1は計算問題・一行問題が10問、大問2で平面図形、大問3でグラフの読み取り、大問4で規則性が出題されるのは例年通りです。基本的な問題が多い反面、幅広く出題されますので、苦手分野を作らないようにすることが大事です。大問5では資料を読み取る問題が近年出題されていますが、基本的なことを問う小問が多いので得点源にできればより合格に近づくでしょう。

2024年度 田園調布学園中等部の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 物語文(加納朋子『空をこえて七星のかなた』)
大問2 論説文(川島隆太『スマホ依存が脳を傷つける』)

受験者平均点は55.5点で、過去3年間60%台で推移していた平均点と比較し厳しくなりました。例年同様2題の読解問題が出題され、知識と読解でバランスがとれた小問構成でした。設問数は微減ですが、記述問題は増え、5問のうち2問が字数指定のない問題です。記述問題は心情記述から、与えられた条件から意見を述べる問題まで、バラエティに富んでいます。普段の問題演習でも記述の型を意識することで、本校の記述問題は十分に対策可能です。

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2024年度 田園調布学園中等部の出題構成と問題分析【理科】40分[60点]

出題構成
大問1 脊椎動物の分類 大問3 気象(台風)
大問2 水溶液と溶解度 大問4 ふりこの動き

根拠や理由を問うものや、自身の考えを問うものなど、計5問の記述が出題されていることが特徴です。知識や答えだけでなく、解答に至るまでの過程や実験の意図を考えること、身近な理科的事象(自然災害など)を自分事として捉えることが大切となります。また、大問4には思考力を測るような出題も見られました。文章や図表をしっかり読み取り、整理して答えを導き出すことも意識して学習しましょう。

2024年度 田園調布学園中等部の出題構成と問題分析【社会】40分[60点]

出題構成
大問1 総合問題(長野県)

1つのテーマに沿った文章から、地理・歴史・公民の各分野に関する小問を出題するという形式は例年通りです。基本的な知識が中心であるものの、各小問がさらに細かく分かれて問題数も多いため、短い時間でなるべく多くの問題を解くという演習が必要です。難度は大きく変わりませんが、受験者平均は41.4点(昨年度39.1点)とここ数年は上がり続けています。例年5問ほど出題されている用語説明・資料読み取りの論述問題への対策は必須です。

▼他年度の田園調布学園中等部入試分析はこちら

 

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