【2022年度】開成中学校の入試問題分析

算数

大問1 小問集合
大問2 立体図形
大問3 場合の数
大問4 速さ

受験者平均点50.7点(59.6%)、合格者平均点60.7点(71.4%)と、3年前程度の難度に落ち着きました。大問1(4)や大問2では本校によく見られる煩雑と思われる計算処理をいかに“軽量化”できるかが問われました。また大問3では、すでにこのレベルの学校群にとっては定番となっている“前の場合(問い)利用”の場合の数が出題されました。独立した問題としてではなく、問題の“流れ(誘導)”にのって素直に解き進めるといった行動や、「表」の活用といった技術をしっかり身につける必要があります。

国語

大問1 物語文(森沢明夫『おいしくて泣くとき』)

昨年度よりすべての記述問題に「字数制限」が設けられた開成ですが、今年度も同様でした。ただし、昨年度の大問2題構成(物語文+論説文)とは異なり、今年度は物語文一題のみの出題でした。森沢明夫『おいしくて泣くとき』は、父親が「こども飯サービス」(いわゆる「子ども食堂」)を始めた息子の葛藤が描かれている作品です。受験者平均点38.8点に対して合格者平均点は45.6点と昨年度と比較すると難化していますが、ひょっとすると記述採点がよりシビアになったのかもしれません。

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理科

大問1 植物の観察
大問2 ゴムの性質を風船で調べる
大問3 物質の定義(オストワルド著「化学の学校」より)
大問4 海陸風・天気の変化

合格者平均54.0点(77.1%)、受験者平均48.6点(69.4%)は昨年度並みです。大問2のゴムの性質を調べる実験は、文中にあるヒントや実験結果を基にして丁寧に解き進める必要があります。大問1には5年生以下の受験生でも解ける問題が見られますのでぜひ挑戦してみてください。確固たる基礎力と思考力を身に付けること、難問や初見の問題をじっくりと考えることの2点を意識して学習しましょう。

社会

大問1 医学の歴史
大問2 地図問題・小問集合
大問3 国際社会

合格者平均点は54.6点(得点率78%)で、この7年間ではもっとも高い結果でした。知識を問う設問は易化しました。短文論述は今年度も3問あり、最後の設問は与えられた資料の文を読んで、解答欄に合う記述を書かせる新しい形式でした。大問2でも経線・緯線の略図をもとに問がつくられている新しい形式で、難度が高い問題でした。近年では年によって難度に差がありますが、社会的な関心と幅広い知識を充分に蓄える学習は重要です。速く正確に解く練習も演習で積み重ねましょう。

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