学習院女子中等科の入試問題分析(2019-2021年)

2021年

算数

大問1 計算問題
大問2 連比
大問3 場合の数(サイコロ)
大問4 速さとグラフ
大問5 点の移動(作図)
大問6 立体図形

受験者平均は59. 8点と、昨年度に比べると易化しています。また、昨年度はなかった作図問題が復活しています。すべての問題で考え方や式を残す形式の問題であることは変わっていません。普段の演習から、解き方の過程を他人に伝えられるような書き方を意識して訓練していきましょう。本校は算数の平均点が年によってかなり違いますので、過去問演習では取りどころの問題を見抜き確実に取る、といった意識も大切です。

国語

大問1 物語文(長江優子『サンドイッチクラブ』)
大問2 漢字の読みと書き

例年と同じく、大問1が物語文、大問2が漢字の読みと書き20問という問題構成です。物語文は10個の設問のうち、心情の説明が8問(心情変化も含みます)、比喩表現の説明が2問となっており、作問テーマが明らかです。過去には指示語の指示内容、登場人物の性格を問われたこともあります。記述に必要な力は全て試されます。文章を読みながら状況をイメージし、言語化する練習を重ねていきましょう。

理科

大問1 温度計(接触型と非接触型)
大問2 みそ汁の塩分濃度
大問3 天体ショーと線状降水帯
大問4 食物連鎖と擬態

受験者平均は32. 9点と昨年度並みになっています。記述式の問題が中心の傾向は今年も健在で、記号で答える問題はわずか1問のみでした。基本的な知識はもちろんのこと、計算問題の式や事象の理由、自分の考えなどあらゆることを書いて相手に伝える能力が問われます。普段の演習から間違いを恐れずに積極的に記述問題に取り組むと同時に、日常生活の中の話題や発生した疑問に対して自分の意見、考えを持つようにしましょう。

社会

大問1 歴史上の出来事
大問2 東北地方
大問3 日本の河川
大問4 税金

今年度は大問4題、解答数は47個で、論述問題は7問でした。今年度は過去5年間で受験者平均点が最も高くなっています(38. 8点)。年によって出題形式が異なるため難度にもバラつきが見られますが、6割を目標に取り組むのが良いでしょう。今年度の「名護屋城」のように何問か難度の高い出題が見られますが、標準レベルの問題で着実に正解を重ねることが重要です。論述問題は過去問題にこだわらず、さまざまな内容の問題を解いて対策をしましょう。

 

2020年

算数

大問1 計算問題
大問2 逆算(符号の確定)
大問3 年齢算
大問4 直線の交点
大問5 速さ(解法の間違いを指摘)
大問6 時計算
大問7 水量変化とグラフ

受験者平均点が50. 3点と、一昨年、昨年と続いた易化傾向から一転して大幅な難化となりました。例年出題されていた作図がなくなり、その代わりに大問5で「考え方で誤っている箇所を説明する」という記述形式の問題が登場しています。全体的に典型的な形からひとひねり加えられている出題が目立ちました。普段の演習から解法の原理や式の理由にまで注目して取り組むことが肝要です。

国語

大問1 物語文(水野瑠見『十四歳日和』)
大問2 漢字の読み書き

例年と同じく、大問1が物語文、大問2が漢字の読み書き20問という問題構成です。大問1は全て記述問題であり、指示語の指す内容、登場人物の性格、心情理解と、記述に必要な力が全て問われます。特に、文章中に出てくる情景が主人公のどのような心情を表現しているのか、「日向」とは何の比喩なのかを問うものなどは、心情変化を的確に押さえておかなければ解くことはできません。文を読みながら状況をイメージして、文章にまとめる訓練が必要です。

理科

大問1 呼吸器官と血液循環
大問2 火山と地層
大問3 ドライヤーの内部の構造(回路)
大問4 アルコールの燃焼計算

受験者平均点は33. 0点(55. 0%)で、昨年並みとなりました(昨年度58. 3%,一昨年度47. 3%)。今年度は大問3で差がついたと思われます。問題用紙に解答を書き込む形式は例年通りです。記述問題の割合が高く、単純知識から実験結果に関するものまで幅広く問われます。また、計算問題では途中過程を書かせるものも出題されます。各単元の知識の理解はもちろん、実験結果などから得られたことを伝える練習を心掛けましょう。

社会

大問1 歴史総合
大問2 各都道府県の特色
大問3 地方区分
大問4 水道・水資源
大問5 政治

大問数は例年並みに戻り5題構成となりましたが、小問数は昨年度の40問から37問に減少しています。論述問題は例年よりも若干多く、7問出題されました。受験者平均点は37. 5点(60点満点)です。選択式の問題の難度はそれほどでもありませんが、論述問題は「日本の水道料金が地域によって大きく差がある理由」を答えさせるものなど、難度が高くなっています。標準レベルの問題を確実に正解すること及び用語を説明する訓練を積むようにしましょう。

 

2019年

算数

大問1 計算問題(2問)
大問2 速さ
大問3 倍数算
大問4 図形の周の長さ
大問5 水量変化(グラフの作図)
大問6 規則性

昨年度、大幅な易化が見られましたが、今年度はさらに易しい問題構成となりました。基本的な問題が多く出題され、過去問題で演習を重ねてきた受験生にとっては、いかにミスをしないかの勝負になったのではないでしょうか。例年作図の問題が出題されますが、今年度は大問5で水の深さに関するグラフの作図が出題されました。いずれの問題も途中の計算や式をかかせる形式です。普段の学習から、解法を論理的にまとめる意識を持ち演習をしていきましょう。

国語

大問1 物語文(岩瀬成子『地図を広げて』)
大問2 漢字の読み書き

物語文1題と漢字の読み書き20問という例年通りの問題構成でした。物語文では小問の11問がすべて記述問題で、特に登場人物の心情を問うものが7問出題されています。また、解答の要素・根拠も本文中に直接的に描かれているものが少ないため、論理的に思考して解答を導き出すこと、そして解答にふさわしい語句を「頭の中の辞書」から選び出すことが大切です。普段からこれらのトレーニングを積むことが必須です。

理科

大問1 こん虫
大問2 星と星座
大問3 溶解度
大問4 ハーフミラーを用いた実験

受験者平均点は35.0点(58.3%)で、ここ数年で最も解きやすかったように感じます(昨年度47.3%,一昨年度48.5%)。問題用紙に解答を書き込む形式は例年通りです。記述問題の割合が非常に高く、単純知識から実験結果に関するものまで幅広く問われます。また、計算問題では途中過程を書かせるものも出題されます。各単元の知識の理解はもちろん、実験結果などから得られたことを伝える練習を心掛けましょう。

社会

大問1 歴史総合
大問2 都道府県別産業の統計
大問3 雨温図
大問4 在留外国人
大問5 政治

大問数が例年よりも1題増えて5題構成となりましたが、小問数は昨年度の46問から40問に減少しています。論述問題は昨年度と同様に受験生自らの意見を問う出題がありました。選択式の問題は標準的なレベルですが、論述問題は「三井高利の『現金掛け値なし』の商法が成功した経緯」を説明させるなど、難度の高いものも出題されています。標準レベルの問題を確実に正解すること及び、用語について正確な説明ができる訓練を積むようにしましょう。

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